本章の目次
- サプリメントの概要
- アダプトゲン
- アシュワガンダ
- オウギ
- バコパ
- ブラックコホシュ(アメリカショウマ)
- カンナビジオール(CBD)
- カモミール(カミツレ)
- コンドロイチン硫酸
- クロム
- コエンザイムQ10
- クランベリー
- クレアチン
- デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
- エキナセア
- ナツシロギク
- 魚油
- ニンニク
- ショウガ
- イチョウ
- 薬用ニンジン
- グルコサミン
- ゴールデンシール
- 緑茶
- ホーリーバジル
- ビタミン点滴療法(マイヤーズカクテル)
- カヴァ
- 甘草
- メラトニン
- マリアアザミ(ミルクシスル)
- マルチビタミンとメガビタミン
- 霊芝
- イワベンケイ
- S-アデノシル-L-メチオニン(SAMe)
- ノコギリヤシ
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
- セイヨウカノコソウ
- 亜鉛
緑茶とは何ですか?
緑茶についてどのような効能が主張されていますか?
緑茶には効果がありますか?
緑茶に関して主張されている効果のうち、強力な科学的根拠によって裏付けられているものはほとんどありません。しかしながら、局所用(いぼ[疣贅]に直接塗布)の緑茶は尖圭コンジローマの治療に役立つことがあります。研究では、使用者におけるわずかではあるものの有意な体重減少も示されています。
緑茶の起こりうる副作用にはどのようなものがありますか?
副作用はカフェインとその量の影響によるものです。副作用には不眠症、不安、頻脈、軽度の振戦などがあります。流産のリスクがあることから、妊婦はカフェインのために過剰な量を避けるべきです。まれな症例報告では、肝毒性が確認されています。
緑茶にはどのような薬物相互作用がありますか?
緑茶に含まれるビタミンKはワルファリンの抗凝固作用を低下させることがあるため、血栓のリスクを高めることがあります。緑茶は、アンフェタミン類または刺激物であるサプリメント(特にマオウとトウヒ)と併用すると、副作用を増加させることがあります(カフェインによる)。MAO阻害薬と併用すると、血圧および心拍数が上昇することがあります。緑茶は、ベータ遮断薬であるナドロールのほか、アトルバスタチンの血中濃度を大きく低下させることがあります。緑茶はまた、鉄や葉酸の吸収を低下させることもあります。
推奨事項
一般に、緑茶は安全と考えられていますが、健康上の便益はあったとしても小さいでしょう。大量に飲むことは避けるべきです(特に妊娠している場合)。
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