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ハイリスク妊娠の概要

執筆者:Antonette T. Dulay, MD, Main Line Health System
レビュー/改訂 2024年 4月
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やさしくわかる病気事典

母体や胎児に病気があるか、または分娩前後や分娩中に病気になるリスクを増大させるその他の健康上の問題がある場合、その妊娠はハイリスクとみなされます。

ハイリスク妊娠には、母体や胎児の健康に潜在的なリスクがある妊娠が含まれます。リスクは、慢性疾患、多胎妊娠、過去の妊娠合併症、今の妊娠中に生じた合併症(妊娠との関連は問わない)など、様々な要因から生じる可能性があります。

特定の状態や特徴(危険因子と呼ばれます)により、妊娠がハイリスクになります。通常の妊娠中のケアの一環として医師はこうした危険因子を確認し、母親と胎児のリスクの程度を判定してよりよい医療の提供に努めます。将来親となる予定の人の一部には、遺伝学的評価が推奨されます。遺伝学的評価では、その人の家族歴を評価し、必要があれば血液や組織のサンプル(頬の内側の細胞など)を分析します。この評価は、遺伝する遺伝性疾患をもつ子どもが生まれるリスクが高いかどうかを判断するために行います。

母体のリスクに影響しうる要因には以下のものがあります。

ハイリスク妊娠には、綿密なモニタリングが必要であり、しばしばハイリスク妊娠を専門とする産科医や病院などによる専門的なケアが含まれます。

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