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食道ウェブ

(プラマー-ビンソン症候群、パターソン-ケリー症候群、鉄欠乏性嚥下困難)

執筆者:Kristle Lee Lynch, MD, Perelman School of Medicine at The University of Pennsylvania
レビュー/改訂 2024年 2月
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食道ウェブは、食道の上部に形成された薄い膜で、嚥下困難を引き起こすことがあります。

本ページのリソース

食道閉塞の概要も参照のこと。)

食道は、のど(咽頭)と胃をつないでいる管状の臓器管です。

食道ウェブはまれにしか起こりませんが、重度の鉄欠乏性貧血を治療しなかった人で最も多く起こります。貧血に食道ウェブが合併する理由は不明です。

上部食道にウェブがあると、通常は固形物が飲み込みにくくなります。

この問題に最適な診断法は通常、食道造影検査です。この検査では、バリウムという液体状の造影剤を飲んでもらってから、X線撮影を行います。バリウムによって食道の輪郭が描き出され、異常が見やすくなります。

鉄欠乏症の治療を受けると、通常はウェブも消失します。そうでない場合は、拡張器や内視鏡を用いて治療することができます。

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