健康上の問題に対する主な予防策*

健康上の問題

予防策

がん

禁煙する(肺がんや他の多くのがんを予防)。

繊維質、果物、野菜を豊富に含み、脂肪(特に飽和脂肪酸とトランス脂肪酸)とカロリーを抑えたバランスのよい食事をとる(乳がん、大腸がんの予防)。

塩蔵した食品や燻製の摂取量を減らす(胃がんの予防)。

日光を浴びすぎないようにし、紫外線防御指数(SPF)の高い日焼け止めを使用する(皮膚がんの予防)。

確実に小児にHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンを接種する(子宮頸がん、のどのがんの予防)。

がんを予防するために推奨される薬剤の使用を検討する(乳がんの高リスク女性に対するタモキシフェンなど)。

推奨されるスクリーニング検査を受ける。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

禁煙する。

有害物質への曝露を避ける(特に労働環境において)。

COVID-19

頻繁に手を洗う。

ソーシャルディスタンスが確保されていない公共の状況では、マスクを着用する。

公共の場ではソーシャルディスタンス(通常は2メートル)を保つ。

症状がある場合は自宅で過ごす。

糖尿病(2型)

定期的に運動する。

バランスのよい食事をとる。

推奨される体重を維持する。

食事と薬(必要に応じて)により、脂質の値を正常に維持する。

食事や運動、ストレスの軽減、薬(必要な場合)により、血圧を正常に維持する。

禁煙する。

心疾患脳卒中

食事と薬(必要に応じて)により、脂質とコレステロール値を正常に維持する。

食事や運動、ストレスの軽減、薬(必要な場合)により、血圧を正常に維持する。

繊維質、果物、野菜を豊富に含み、脂肪(特に飽和脂肪酸とトランス脂肪酸)とカロリーを抑えたバランスのよい食事をとる。

推奨される体重を維持する。

禁煙する。

定期的に体を動かし、有酸素運動(速足でのウォーキング、サイクリング、ジョギングなど)や、筋力を増強する運動(フリーウェイトやウェイトマシンを使ってのトレーニングなど)を行う。

勧められた場合は、アスピリンおよび脂質低下薬を服用する(冠動脈疾患のリスクが高いほとんどの成人)。

コカインを使用しない。

高血圧

繊維質、果物、野菜を豊富に含み、塩分、脂肪(特に飽和脂肪酸とトランス脂肪酸)、カロリーを抑えたバランスのよい食事をとる。

定期的に体を動かし、有酸素運動や筋力強化運動を行う。

食事、運動、薬(必要な場合)により、コレステロール値を正常に維持する。

推奨される体重を維持する(食事と運動により)。

禁煙する。

インフルエンザ

インフルエンザワクチンを毎年接種する(特に、乳児、高齢者、心疾患や肺疾患、免疫系の疾患のある人)。

肝疾患

飲酒量を適度に抑える。

A型肝炎とB型肝炎のワクチンを接種する(これらの肝炎の危険因子をもつすべての小児と成人)。

変形性関節症

筋力強化運動とストレッチ運動を行う。

体を動かし、活動的な生活を維持する。

推奨される体重を維持する。

骨粗しょう症

十分な量のカルシウムとビタミンDを摂取する(食事やサプリメントで)。

毎日30分以上、負荷のかかる運動をする(例えば、ウォーキング、ジョギング、テニス、ダンス)。

医師から処方された場合は、骨を強くする薬を服用する。

カフェインとアルコールの摂取を制限する(1日1ドリンク†まで)。

禁煙する。

肺炎

肺炎のワクチンは2種類あり、誰が接種を受けるべきかの推奨が異なる

性感染症

性行為を控えるか、セックスパートナーの数を抑える。

コンドームを使用し、安全な性行為を行う。

性行為の状況に応じて、HIV感染に対する予防的な薬物療法を講じる必要があるかどうかについて主治医と相談。

歯の喪失

歯を磨き、定期的にデンタルフロス(糸ようじ)を使う。

甘いものを控える。

定期的に歯科医に行く。

必要に応じて、フッ素のサプリメントを使用する(生後6カ月以上の就学前の小児で、飲料水のフッ素が不十分な場合)。

*これらの予防策に加えて、推奨されるスクリーニング検査を受けるべきです( see table 推奨される主なスクリーニング検査*,†)。

†1ドリンク=とは、ビール1缶(約360ミリリットル)、ワインでグラス1杯(約150ミリリットル)、ウイスキーなどの蒸留酒で約45ミリリットルに相当します。

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