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チゲサイクリンは、グリシルサイクリン系と呼ばれるクラスに属する唯一の抗菌薬で、テトラサイクリン系と関連しています。
チゲサイクリンは、細菌が増殖するために必要なタンパク質を作り出すのを妨げることによって作用します。
この薬剤は、テトラサイクリン系薬剤に耐性をもつ細菌を含め、多くの耐性菌に対して効果があります。しかし、チゲサイクリンを使用した場合の死亡リスクは、他の抗菌薬と比べて高くなります。そのため、チゲサイクリンはほかに代替薬がない場合にのみ使用されます。チゲサイクリンは静脈内に投与します。
(抗菌薬の概要も参照のこと。)
妊娠中や授乳期間中のチゲサイクリンの使用
妊娠中に使用した場合、チゲサイクリンはテトラサイクリン系薬剤と同様に、胎児の歯と骨の発育に有害な影響を及ぼす可能性があり、推奨されません。(妊娠中の薬の使用も参照のこと。)
チゲサイクリンを授乳期間中に使用しても安全かどうかは不明です。(授乳期間中の薬の使用も参照のこと。)
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