自己免疫性リウマチ疾患に関する序論

執筆者:Alana M. Nevares, MD, The University of Vermont Medical Center
レビュー/改訂 2022年 10月
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自己免疫性リウマチ疾患には,以下のような多様な症候群が含まれる:

関節リウマチならびに脊椎関節症およびその亜型も免疫性である。これらの疾患の誘因や病態生理は完全には解明されていないが,発生機序の多くの側面が明らかになってきていることから,より特異的な治療法の開発が可能になっている。

大半の自己免疫性リウマチ疾患では,動脈硬化のリスクが増大する。

中等量のコルチコステロイドに加えて他の免疫抑制薬を投与する患者には,通常はPneumocystis jiroveciiなどの日和見感染症に対する予防措置(ニューモシスチス肺炎の予防を参照)を講じるとともに,一般的な感染症(例,レンサ球菌性肺炎インフルエンザCOVID-19)に対するワクチンを接種しておくべきである。

コルチコステロイドは骨粗鬆症のリスクも高める。

要点

  • 大半の自己免疫性リウマチ疾患では,動脈硬化のリスクが増大する。

  • 中等量のコルチコステロイドに加えて他の免疫抑制薬を投与する患者には,通常はPneumocystis jiroveciiなどの日和見感染症に対する予防措置を講じるとともに,レンサ球菌性肺炎インフルエンザCOVID-19などの一般的な感染症に対するワクチンを接種しておくべきである。

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