がんの治療をうまく行うのは難しいことです。今ある最良の治療を受けていても、たくさんの人ががんで死亡しています。そのため、人は必然的に、がんを完全に治すのに役立つかもしれない代わりの方法を探します。たくさんの人が代替医療を試します。人は代替医療を、標準的な(従来の)治療を受ける代わりに使うこともあれば、標準的な治療に加えて使うこともあります。
代替医療とは何ですか?
代替医療が従来の医療とちがう点は、実際にはただ1つだけです。代替医療では、効果があることや安全なことを科学的に証明するための検証が行われていません。アメリカで販売されているすべての薬は、医師による処方が許可される前に、それらの薬に効き目があるということの説得力のある証拠を示さなければなりません。よって、代替医療は適切な検証が行われていないことから、薬として販売することはできません。代替医療はたいてい、栄養補助食品として販売されているハーブや植物のエキスなどで構成されています。
ほとんどの種類の代替医療は、科学的に検証されておらず、効果があることが証明されていません。
代替医療は効果が証明されていないため、害がある可能性があります。
代替医療を使うことの危険性にはどのようなものがありますか?
代替医療には、次の可能性があります:
がんの治療に効き目がない
化学療法など、ほかに受けている治療も効果がなくなる
費用がたくさんかかるため、医師から受ける標準的な治療の費用をまかなうのが難しくなる
場合によっては有害になる
害を避けるために、がんの代替医療を行っている場合は、医師に伝えてください。
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