胎盤たいばんの問題もんだい

胎盤たいばんは、正常せいじょうでは子宮しきゅうの上うえのほうにあり、赤あかちゃんが生うまれるまでしっかりと子宮しきゅうの壁かべにくっついています。胎盤たいばんはお母かあさんから赤あかちゃんへ酸素さんそと栄養えいようを届とどけます。

常位胎盤早期剥離じょういたいばんそうきはくりになると、赤あかちゃんがまだ子宮しきゅうの中なかにいるうちに胎盤たいばんが子宮しきゅうの壁かべからはがれて子宮しきゅうから出血しゅっけつが起おこり、赤あかちゃんに届とどく酸素さんそと栄養えいようの量りょうが少すくなくなります。この合併症がっぺいしょうが起おきた女おんなの人ひとは入院にゅういんし、赤あかちゃんを早はやく出産しゅっさんさせることがあります。

前置胎盤ぜんちたいばんでは胎盤たいばんが子宮しきゅう下部かぶに位置いちし、子宮頸部しきゅうけいぶを覆おおうように形成けいせいされたり、子宮頸部しきゅうけいぶに形成けいせいされます。前置胎盤ぜんちたいばんがあると、妊娠にんしん20週しゅう目め以降いこうに痛いたみを伴ともなわない出血しゅっけつが突然とつぜん生しょうじることがあります。出血しゅっけつは大量たいりょうになることがあります。ふつう、帝王切開ていおうせっかいで赤あかちゃんを出産しゅっさんします。