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出血性脳卒中の概要

執筆者:Andrei V. Alexandrov, MD, The University of Tennessee Health Science Center;
Balaji Krishnaiah, MD, The University of Tennessee Health Science Center
レビュー/改訂 2023年 6月
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出血性脳卒中には、脳の内部で起こる出血(脳内出血)や、脳を覆っている組織の内側の層(軟膜)と外側の層(くも膜)の間で起こる出血(くも膜下出血)などがあります。

本ページのリソース

脳卒中の概要も参照のこと。)

大半の脳卒中は、脳の一部への血流が遮断され、脳組織が壊死すること(虚血)で起こります。このような脳卒中は虚血性脳卒中と呼ばれます。出血によって起こる脳卒中は、全体の約20%に過ぎません。

出血性脳卒中には、大きく分けて次の2種類があります。

頭蓋内に出血が起こるこれ以外の病気には、硬膜外血腫硬膜下血腫があり、通常これらは頭部外傷によって起こります。これらの病気は、ときに脳卒中に似た症状を引き起こします。

破裂はれつ破綻はたん出血性しゅっけつせい脳卒中のうそっちゅう原因げんいん

のう血管けっかんよわいもしくは異常いじょう場合ばあい、または、尋つねでない圧力あつりょくがかかった場合ばあいに、出血性しゅっけつせい脳卒中のうそっちゅうこることがあります。出血性しゅっけつせい脳卒中のうそっちゅうには、脳内出血のうないしゅっけつのようにのうなか出血しゅっけつこる場合ばあいと、くも膜下出血まくかしゅっけつのようにのうおおっている組織そしき内側うちがわそう中間ちゅうかんそうとのあいだ(くも膜下腔まくかくう)で出血しゅっけつこる場合ばあいとがあります。

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