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肺と気道の病気は、呼吸器疾患、肺疾患、肺障害などと呼ばれます。肺の病気では以下の症状が最もよくみられます。
また、それほど多くありませんが、口と肺との間にある気道がふさがれると、呼吸時にあえぐような音(吸気性喘鳴[stridor])が聞かれるようになります【訳注:英語のwheezingは呼気時の音で、stridorは吸気時の音です。一般にstridorの方が大きな音がします】。肺に異常があると、せきとともに血を吐いたり(喀血[かっけつ])、血液中の酸素が不足して起こる皮膚の色の青っぽい変化(チアノーゼ)または胸痛がみられることもあります。肺の病気が長引くと、足首のむくみやばち状指などのように、体の他の部位に変化をきたすことさえあります。
こうした症状は、呼吸器疾患だけにみられるわけではありません。例えば、胸痛は、心臓や消化器系の病気によって現れることもありますし、息切れは心疾患や血液疾患によって生じることもあります。
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