プロフェッショナル版を見る
急性間質性肺炎は、突然発症して重症化する特発性間質性肺炎です。
(特発性間質性肺炎の概要も参照のこと。)
急性間質性肺炎は、急性呼吸窮迫症候群と同様の症状を引き起こします。通常、40歳以上の健康な男女に発生する傾向があります。
1~2週間かけて発熱、せき、呼吸困難が生じ、典型的には急性呼吸不全へと進行します。
急性の肺損傷の他の原因が除外され、CT検査と肺生検(行われた場合)で診断に一致する所見が得られると診断が確定されます。
治療の目的は、病気が回復するまで患者の生命を守ることです。呼吸不全に陥った場合は、人工呼吸器が必要になります。一般にコルチコステロイドが用いられますが、効果的であるかどうかは不明です。
60%超の患者が6カ月以内に死亡し、通常は呼吸不全が原因です。生存患者では、一般に時間とともに肺機能が改善します。しかし、再発することもあります。
医学知識をチェックTake a Quiz!