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特定の吸収不良疾患における小腸粘膜の組織学的所見

疾患

組織学的特徴

正常

絨毛/陰窩比が約4:1の指状絨毛

多数の微絨毛(刷子縁)を規則的に有する円柱上皮細胞

粘膜固有層の軽度の円形細胞浸潤

セリアック病(未治療).

絨毛の事実上の喪失と陰窩の伸長

粘膜固有層における上皮内リンパ球と円形細胞(特に形質細胞)の増加

まばらで不規則な微絨毛を有する立方上皮細胞

腸リンパ管拡張症

粘膜内リンパ管の拡大と拡張

熱帯性スプルー

範囲は,絨毛高の微小な変化および上皮細胞の中等度傷害から,絨毛の実質的な消失および粘膜固有層におけるリンパ球浸潤を伴う陰窩の伸長まで様々

Whipple病

粘膜固有層にPAS(過ヨウ素酸シッフ)染色陽性のマクロファージが高密度に浸潤

重症病変では絨毛構造が消失する可能性あり

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