TMP/SMXの適応
適応 | 備考 |
|---|---|
慢性細菌性前立腺炎 | 数少ない効果的な薬剤の1つであるが，12週間の治療後でも，治癒する患者は半数に満たない |
女性の単純性膀胱炎 | TMP/SMX耐性の割合が15％未満であれば，短期間（3日間）の経験的治療においてフルオロキノロン系薬剤と同程度に効果的である |
女性の再発性尿路感染症および小児の再発性尿路感染症予防 | 毎晩もしくは2晩毎に，または性交後の再発の既往がある女性では性交後に，2倍量の錠剤を1/2～1錠使用する |
ニューモシスチス肺炎の治療とAIDSまたはがん患者における本感染症の予防 | 第1選択薬 |
種々の細菌（例，Shigella属，Vibrio属，大腸菌［Escherichia coli］）ならびにCystoisospora属およびCyclospora属原虫による腸管感染症 | 耐性率の上昇により，有用性は限られている |
ノカルジア（Nocardia）およびListeria monocytogenes感染症 | — |
市中感染型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌（Staphylococcus aureus）感染症 | 市中感染型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌（S. aureus）による単純性（合併症のない）感染症への経口治療に選択すべき薬剤 |
TMP/SMX = トリメトプリム/スルファメトキサゾール。 | |
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