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多発性単神経障害は,問題のある2つ以上の末梢神経の分布域に生じる感覚障害および筋力低下を特徴とする。
(末梢神経系疾患の概要も参照のこと。)
多発性単神経障害は,通常以下のものに続発する:
結合組織疾患(例,結節性多発動脈炎,全身性エリテマトーデス[SLE],その他の血管炎,シェーグレン症候群,関節リウマチ[RA])
しかしながら,糖尿病は通常,感覚運動性の遠位型多発神経障害を生じる。
多発性単神経障害は,侵された神経の分布域に生じる疼痛,筋力低下,および錯感覚を特徴とする。純粋に運動神経のみが侵される場合は,疼痛を伴わない筋力低下として始まり,純粋に感覚神経のみが侵される場合は,筋力低下を伴わない感覚障害として始まる。多発性単神経障害は,初期にはしばしば非対称性である;複数の神経が一度に侵されることもあれば,徐々に侵されていくこともある。多くの神経が広範に侵されると,多発神経障害に類似してくることがある。
多発性単神経障害の症状および診察所見は,本症にほぼ特有なものである場合がある。そうでない場合は,電気診断検査により,病変の局在診断,重症度の評価,および予後予測を行う。
基礎疾患を治療する。
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