非凍結性の組織障害とは何ですか?
非凍結性の組織障害は、低温によって皮膚が傷ついた状態です。皮膚がとても冷たくなって凍った場合は、凍傷といいます。非凍結性の組織障害でよくみられるものは次のとおりです:
フロストニップ
浸水足(塹壕足)
しもやけ
フロストニップ
フロストニップは、皮膚がとても冷えて、感覚がなくなり、腫れて赤くなる障害です。
フロストニップは冷えた部分を数分温めることで治療します。
温めると、痛みやかゆみが現れます。
その部分が長い間にわたって冷たさに敏感になることがあります。
浸水足(塹壕足)
浸水足は、ぬれて冷たいくつ下やくつを何日もはいていることによって起こる障害です。塹壕足と呼ばれることもあります。
足が青白くなり、湿って、腫れて、感覚がなくなり、冷たくなります。
浸水足を治療するには、足をやさしく温め、乾かして、上にあげます。
足が温まると赤くなって痛み、そして水ぶくれができることもあります。
数週間後に、足の感覚が過敏になったり、足に汗をかくことがあります。
医師は感染症を予防するために抗菌薬を使うことがあります。
浸水足は、次の方法で予防してください:
ぴったり合うくつやブーツをはく
くつ下を毎日かえる
足を乾いた状態に保つ
しもやけ
しもやけ(凍瘡)
© Springer Science+Business Media
乾いた寒い日に外に出ることで、かゆみ、痛み、赤み、または腫れが皮膚に現れた部分を、しもやけといいます。
しもやけはあまりよく起こるものではありませんが、深刻なものでもありません。
ふつうは手の指や、脚の前側にかゆみや痛みが出て赤くなり、場合によっては水ぶくれができることもあります。
しもやけは、寒くならないようにすることで治療します。
ニコチンを避けると、しもやけの予防に役立つことがあります。
医学知識をチェックTake a Quiz!