のう感染症かんせんしょうおおまかな説明せつめい

レビュー/改訂 2022年 8月
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のう感染症かんせんしょうは、とても深刻しんこく病気びょうきで、いのちにかかわることもあります。つぎのような原因げんいんこります:

  • ウイルス(もっとおおい)

  • 細菌さいきん

  • 真菌しんきんまたは寄生虫きせいちゅう(まれ)

のうだけにきる感染症かんせんしょうを、脳炎のうえんといいます。のう脊髄せきずいをおおう組織そしきそう髄膜ずいまく)にきる感染症かんせんしょうを、髄膜炎ずいまくえんといいます。ただし、脳炎のうえんひろがって髄膜炎ずいまくえんこすこともあります。ときには、髄膜炎ずいまくえんひろがって脳炎のうえんこすこともあります。

ウイルスによるのう感染症かんせんしょうは、ふつうはのう全体ぜんたいこります。細菌さいきんによるのう感染症かんせんしょうになると、脳膿瘍のうのうようという、うみがたまった空洞くうどうができることがあります。

のう感染症かんせんしょうはどのようにしてこりますか?

ふつうは、からだのほかの部分ぶぶん感染かんせんはじまります。それがのう髄膜ずいまくるには、いくつかの経路けいろがあります:

  • 副鼻腔ふくびくうみみなど、ちかくできた感染症かんせんしょうひろがる

  • からだべつ部分ぶぶんから、血液けつえきながれにってひろがる

  • からだそとから直接ちょくせつはいってくる(たとえば、頭蓋骨ずがいこつ骨折こっせつのう手術しゅじゅつのときなど)

血液けつえきながれにってひろがる感染症かんせんしょうは、虫刺むしさされ、とくやダニにされることでこることがあります。

のう感染症かんせんしょうにはどのような症状しょうじょうがありますか?

のう感染症かんせんしょうきると、のうただしくはたらかなくなります。つぎ症状しょうじょうがよくきます:

  • 頭痛ずつう

  • あたま混乱こんらんしたり、はっきりものをかんがえられなかったりする

ふだんのあなたとちがう行動こうどうをしてしまうこともあります。おも感染症かんせんしょうになると、けいれん発作ほっさきたり、昏睡こんすい状態じょうたいになったり、呼吸こきゅうくるしくなったり、場合ばあいによってはんでしまったりする可能性かのうせいがあります。

医師いしはどのようにしてのう感染症かんせんしょう診断しんだんしますか?

医師いしはふつう、つぎのことをします:

医師いしのう感染症かんせんしょうをどのように治療ちりょうしますか?

医師いし感染症かんせんしょう原因げんいん治療ちりょうしようとします。こうウイルスやく抗菌薬こうきんやくは、一部いちぶ感染症かんせんしょうきますが、すべてにくわけではありません。医師いし症状しょうじょうかるくするためのくすり使つかいます。必要ひつようなら、医師いし人工呼吸器じんこうこきゅうきをつけたり、血圧けつあつたもつための治療ちりょうをすることもあります。

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