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尿意切迫とは、耐えがたい尿意を覚える症状のことで、ほぼ絶え間なく続く苦痛を伴ういきみ(しぶり腹またはテネスムス)のように感じられる場合もあり、膀胱への刺激によって発生することがあります。すぐに排尿しなければ、尿失禁につながることもあります。尿意切迫は膀胱の感染症が原因で生じることがあります。カフェインやアルコールの摂取も尿意切迫の一因となりますが、それだけで重い尿意切迫になることはめったにありません。まれではありますが、膀胱の炎症(間質性膀胱炎)が原因になる場合もあります。
尿意切迫の原因は通常、症状と身体診察および尿検査の結果から特定できます。感染症が疑われる場合は、尿検査と尿培養検査が必要になることがあります。ときに、膀胱鏡検査(観察用の柔軟な管状の機器を膀胱に挿入する検査)や膀胱の生検が行われることもあり、特に間質性膀胱炎が疑われる場合によく行われます。
医師は尿意切迫の原因を治療します。
(尿路症状の概要も参照のこと。)
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