パーソナリティとは、考え、理解、反応、人との関わりについての、その人独自のやり方のことです。
パーソナリティ障害は、単にパーソナリティがふつうではないということではありません。これは、パーソナリティ特性によって、生活に大きな問題が起こったり、ほかの人とふつうに関わることができなくなったりするものです。
強迫性パーソナリティ障害とはどのような病気ですか?
強迫性パーソナリティ障害とは:
ものごとが規則正しく完璧であることを求め、ものごとを特定の方法ですることを求めるパターンです。
強迫性パーソナリティ障害の人は、次のようなことがよくあります:
ルール、スケジュール、リストに異常な関心をもつ
念入りできちんとしていることに集中する
すべてをコントロールし、計画しようと断固として求める
柔軟さがなく、変化を好まない
大切なことではなく細かいことに集中する
ほかの人から助けてもらうことにがまんできない
とてもかたくなな価値観をもっていて、例外をつくろうとしない
たくさんの人が規則正しい生活を好み、細かいことを正しくやろうとします。しかし、この種類の行動は、計画しすぎることや柔軟性のなさが人間関係のじゃまになる場合や、ふつうの仕事を終わらせられなくなる場合に、障害になることがあります。
強迫性パーソナリティ障害の人は、うつ病やアルコール乱用もかかえていることがよくあります。
強迫性パーソナリティ障害は、強迫症とはちがいます。強迫症では、その人の望んでいない、本人をなやませる考えやくり返しの行動が起こります。強迫性パーソナリティ障害では、自分の習慣が自分の目標を達成するのに役立っていると信じているため、本人はなやみません。
強迫性パーソナリティ障害の原因は何ですか?
強迫性パーソナリティ障害はおそらく、完璧主義などの家族の中で受けつがれる特性によって引き起こされます。
医師は強迫性パーソナリティ障害をどのように治療しますか?
医師は強迫性パーソナリティ障害を次の方法で治療します:
精神療法
ときには、抗うつ薬