心電図検査とはどのような検査ですか?
あなたの心臓の電気の動きをはかる検査です。すぐに終わり、痛みや害のない検査です。
検査の結果は心電図のグラフで見ることができます。心電図は、方眼紙に描かれる、とがった部分(スパイク)のある波のような線です。医師は心電図から次のような情報を得ます。
1回ごとの心臓の動き(鼓動)を引き起こしている心臓の部分
心臓を電気が流れる道すじ
心拍数と心臓のリズム
心電図:正常な心拍
From D Dubin, Rapid Interpretation of EKGs, 1996, Cover Inc., p.95; with permission.
心電図検査や心電図は、英語やドイツ語の略語として、ECGやEKGと書かれることがあります。
私はなぜ心電図検査を受けなければいけないのですか?
あなたは、次のような場合に心電図検査を受けます。
あなたが中年や高齢の場合、毎年の健康診断の1つとして
胸の痛み、息切れ、速い心拍や異常な心拍、脚のむくみなど、心臓の病気で起こるかもしれない症状を医師が調べるため
心電図検査はどのように行われますか?
腕と脚と胸の皮膚に、小さな丸いセンサー(電極)を付けます。
センサーから出ているコードを機械につなげます。
心臓が動くと、センサーがあなたの心臓に流れる電気の量をはかります。
一つ一つのセンサーから送られてくる情報を機械が記録し、その記録から心電図(とがった部分のある波線)が描かれ、医師が読めるようになります。
心電図検査がきっかけで起きるかもしれない問題(合併症)はありますか?
合併症はありません。心電図検査では、検査中も検査が終わってからも、まったく痛みはありません。
医師は心電図検査で何を知ることができるのですか?
私は心電図のコピーを持ち歩く必要がありますか?
あなたに心臓の病気がある場合は、心電図の小さなコピーを財布に入れておくのもよいでしょう(必要かどうかは医師に相談してください)。そうしておけば、急に具合が悪くなったときに、あなたを治療する医師は、その心電図と新しい心電図を比べることができます。
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