プロフェッショナル版を見る
好塩基球は白血球の一種で、免疫監視(ごく初期のがんを検出して破壊するなど)や傷口の修復といった、いくつかの役割があります。また、ヒスタミンなどの化学物質(メディエーター)を放出し、アレルギー反応の開始に関与することがあります。
好塩基球は、血液中の白血球の3%未満を占めています(1マイクロリットル当たり0~300個[1リットル当たり0~0.3 × 109個])。
甲状腺中毒症、急性の過敏反応、感染などに対する反応として、好塩基球数の減少(好塩基球減少症)がみられることがあります。
甲状腺機能低下症になると、好塩基球数の増加(好塩基球増多症)がみられることがあります。骨髄増殖性疾患(例えば、真性多血症や骨髄線維症など)では、好塩基球の数が著しく増加することがあります。
症状は通常、好塩基球数の変化を引き起こしている病気によって異なりますが、好塩基球数が増加すると、かゆみなどのアレルギー反応がみられることがあります。
好塩基球数の変化は、他の理由で血算を行ったときに偶然発見されるのが普通です。
好塩基球数の変化をもたらしている病気に対して治療を行います。
医学知識をチェックTake a Quiz!