起立性低血圧の原因

原因

神経系(自律神経機能障害が関与する)

中枢

多系統萎縮症

パーキンソン病

脳卒中(多発性)

脊髄

脊髄癆

横断性脊髄炎

腫瘍

末梢

アミロイドーシス

糖尿病性,アルコール性,栄養性神経障害

家族性自律神経失調症(Riley-Day症候群)

ギラン-バレー症候群

腫瘍随伴症候群

純粋自律神経不全症

交感神経切除術

心血管系

循環血液量減少

脱水

出血

甲状腺機能亢進症

副腎皮質機能低下症

血管緊張の障害

臥床(長期)

低カリウム血症

心拍出量の障害

大動脈弁狭窄症

左室流出路閉塞(例,閉塞性肥大型心筋症)

収縮性心膜炎

心不全

心筋梗塞

頻拍性不整脈または徐脈性不整脈

その他

アルドステロン症*

末梢静脈不全

褐色細胞腫*

薬剤

血管拡張薬

カルシウム拮抗薬

硝酸薬

自律神経に作用するもの

α遮断薬(例,テラゾシン,ドキサゾシン,フェノキシベンザミン[phenoxybenzamine])

降圧薬(例,クロニジン,メチルドパ,[まれに]β遮断薬)†

抗精神病薬(特にフェノチアジン系薬剤)

モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)

三環系または四環系抗うつ薬

その他

アルコール

バルビツール酸系薬剤

利尿薬(例,フロセミドなどのループ利尿薬,ヒドロクロロチアジドなどのサイアザイド系利尿薬)

レボドパ(パーキンソン病[まれ])

キニジン

ビンクリスチン(神経毒)

*これらの疾患は臥位高血圧を引き起こす。

†治療開始時に症状がよくみられる。

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