乳児および小児における胸骨圧迫

A:救助者が2人の場合,新生児および小柄な乳児では,両手で胸囲を包み込めるので,胸骨圧迫には両母指を隣同士に並べて行うのが望ましい。非常に小さな新生児に行う場合は,母指を重ねて行う。

B:救助者が1人の場合,乳児の圧迫には2本の指を使うことができる。圧迫の間,指は直立させたまま維持すべきである。新生児では,この手技を用いると位置が低すぎる,つまり,剣状突起またはその下になってしまう;正しい位置は乳頭線のすぐ下である。

C:小児に対する胸骨圧迫の手の位置。

(Adapted from American Heart Association: Standards and guidelines for CPR. Journal of the American Medical Association 268:2251–2281,1992. Copyright 1992, American Medical Association.)

乳児および小児における胸骨圧迫