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核黄疸とは,大脳基底核および脳幹核への非抱合型ビリルビンの沈着による脳の損傷のことである。
正常では,血清アルブミンと結合しているビリルビンは血管内腔に保たれる。しかしながら,血清ビリルビン濃度が著しく上昇している場合(高ビリルビン血症),血清アルブミン濃度が著しく低い場合(例,早期産児の場合),またはビリルビンと競合する物質(例,スルフイソキサゾール,セフトリアキソン,アスピリン;絶食状態,敗血症またはアシドーシスの新生児における遊離脂肪酸および水素イオン)によってビリルビンがアルブミンから遊離した場合には,ビリルビンが血液脳関門を通過して核黄疸を引き起こすことがある。
核黄疸の症状と徴候
核黄疸の診断
臨床的評価
核黄疸の存在を明らかにするための信頼できる検査法はなく,診断は推定に基づいてなされる。核黄疸の確定診断は剖検によってのみ可能である。
核黄疸の治療
高ビリルビン血症の予防
一旦核黄疸を発症すれば治療法はない;高ビリルビン血症を治療することによって予防しなければならない。
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