本章の目次
- 細菌の概要
- 抗菌薬の概要
- アミノグリコシド系
- β-ラクタム系
- カルバペネム系
- セファロスポリン系
- モノバクタム系
- ペニシリン系
- クロラムフェニコール
- ダプトマイシン
- フルオロキノロン系
- ホスホマイシン
- レファムリン(lefamulin)
- リンコサミド系,オキサゾリジノン系,およびストレプトグラミン系
- クリンダマイシン
- リネゾリドおよびテジゾリド
- キヌプリスチンおよびダルホプリスチン
- リポグリコペプチド系
- マクロライド系
- メトロニダゾールおよびチニダゾール
- ムピロシン
- ニトロフラントイン
- ポリペプチド系抗菌薬:バシトラシン,コリスチン,ポリミキシンB
- リファマイシン系
- スペクチノマイシン
- スルホンアミド系
- テトラサイクリン系
- チゲサイクリン
- トリメトプリムとスルファメトキサゾール
- バンコマイシン
意見 同じトピックページ はこちら
ムピロシンは細菌のRNAおよびタンパク質合成を阻害する。2%の外用剤としてのみ入手可能であり,ブドウ球菌およびβ溶血性レンサ球菌に対して殺菌的に作用する。ムピロシンの外用剤の全身吸収量は無視できるほど少ない。
ムピロシンは以下に対して使用される:
皮膚表層の軽微な二次感染病変
鼻腔保菌者における黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)の除菌,ただし再発率が高い場合がある
長期治療はムピロシン耐性ブドウ球菌の発生につながる。
ムピロシンは毒性を示さないが,表層部が欠損した皮膚または粘膜に塗布すると,そう痒および灼熱感を生じることがある。
Test your KnowledgeTake a Quiz!