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ムピロシン

執筆者:Brian J. Werth, PharmD, University of Washington School of Pharmacy
レビュー/改訂 2022年 5月
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ムピロシンは細菌のRNAおよびタンパク質合成を阻害する。2%の外用剤としてのみ入手可能であり,ブドウ球菌およびβ溶血性レンサ球菌に対して殺菌的に作用する。ムピロシンの外用剤の全身吸収量は無視できるほど少ない。

ムピロシンは以下に対して使用される:

  • 膿痂疹

  • 皮膚表層の軽微な二次感染病変

  • 鼻腔保菌者における黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)の除菌,ただし再発率が高い場合がある

長期治療はムピロシン耐性ブドウ球菌の発生につながる。

ムピロシンは毒性を示さないが,表層部が欠損した皮膚または粘膜に塗布すると,そう痒および灼熱感を生じることがある。

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