分娩後ぶんべんごの血栓症けっせんしょう

産褥期さんじょくきとは、赤あかちゃんを出産しゅっさんした後あとの時期じきのことを指さします。ふつう、出産しゅっさんした後あとの最初さいしょの6週間しゅうかんが産褥期さんじょくきとみなされます。

血管けっかんの中なかに血ちのかたまり（血栓けっせんといいます）ができることがあります。太ふとい静脈じょうみゃくの中なかにできたかたまりは、深部静脈血栓症しんぶじょうみゃくけっせんしょうといいます。ふつう、その静脈じょうみゃくは脚あしや骨盤部こつばんぶの深ふかいところにあります。

• 出産しゅっさんした後あとの6～8週間しゅうかんには、静脈じょうみゃくに血栓けっせんができる危険性きけんせいが高たかくなります。

• 血栓けっせんには症状しょうじょうがないこともあれば、脚あしが腫はれることもあります。

• 血栓けっせんがくずれて肺はいまで運はこばれることがあり（肺塞栓症はいそくせんしょう）、そうなると呼吸こきゅうに問題もんだいが起おこって死しんでしまうかもしれません。

• 医師いしは超ちょう音波検査おんぱけんさをして、あなたが深部静脈血栓症しんぶじょうみゃくけっせんしょうになっていないかどうか調しらべます。

• 医師いしは血液けつえきをサラサラにする薬くすりで深部静脈血栓症しんぶじょうみゃくけっせんしょうを治療ちりょうします。