目の白い部分が赤くなることがあります。これはふつう、目の表面にある細い血管が余分な血液で満たされることで起こります。それらの細い血管の一部がやぶれて、そこから血が出ることが原因で起こる場合もあります。
目が赤くなる原因はふつう、感染症かアレルギーです。
目が赤くなるだけでなく、涙目や目のかゆみ、目の痛み、目に何かが入っているような感じや、光をまぶしく感じるなど、ほかにも目の症状が現れることがあります。
鼻水、せき、吐き気、嘔吐など、体の別の部分が関係する症状が出ることもあります。
目が赤くなる原因は何ですか?
私はどんなときに病院に行けばいいですか?
もし目が赤くなっているほかにも、次の注意すべき徴候が1つでもある場合は、すぐに病院に行ってください。
突然の目の強い痛みと嘔吐
顔にできた発疹、特に目のまわりや鼻先に発疹がある場合
ふつうのときと比べて、ものがぼやけて見える
目の表面のただれ
もし目が赤くても、こうした注意すべき徴候が1つもなければ、病院に行かずに、何日か様子を見ることができます。ふつうは、眼科の医師ではなく、かかりつけ医の診察を受けてもかまいません。
病院では、どのようなことをしますか?
医師は、あなたの症状と病歴について質問します。あなたの診察をして、頭と首に感染症やアレルギーの徴候がないか確かめます。医師は次のことをする場合があります:
視力検査表であなたの視力をはかる
目薬を何回かさす(ヒリヒリした感じがして、それが何秒か続くことがあります)
ライトが付いた拡大鏡を使って、目の中を見て調べる(ライトの光がまぶしいです)
目の中の圧力をはかる(いくつかの方法がありますが、どれも痛くありません)
あなたの目に何かが入っていると医師が判断した場合、少しの間、まぶたを裏返しにして、目の中を注意深く見て調べます。少し変な感じがしたり、不快に感じたりするかもしれませんが、痛みはありません。目の後ろ側で感染が起きていると判断した場合、医師は血液検査やX線検査をすることがあります。
医師は目の赤みをどのように治療しますか?
医師は、アレルギーや感染症など、目が赤くなる原因を治療します。
医師がその原因を治療すれば、目の赤みはふつう、自然になくなります。
もし目にかゆみがある場合は、目に冷たいタオルをあてるか、人工涙液(本物の涙と同じような働きをして、目をうるおす目薬)を使います。