化学療法かがくりょうほう

レビュー/改訂 2021年 7月
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化学療法かがくりょうほうとはなんですか?

化学療法かがくりょうほうは、がん細胞さいぼうころくすり使つか治療ちりょうです。化学療法かがくりょうほうは、細胞さいぼうえるのをめることで発揮はっきします。しかし、からだのすべての細胞さいぼうえるため、化学療法薬かがくりょうほうやくによって一部いちぶ正常せいじょう細胞さいぼう破壊はかいされてしまい、副作用ふくさようこります。がんを治療ちりょうするくすりがすべて化学療法かがくりょうほうとみなされるわけではなく、たとえば免疫療法めんえきりょうほうはちがうものです。

  • 化学療法かがくりょうほうはすべてのがんに発揮はっきするわけではありません。

  • 化学療法薬かがくりょうほうやくにはさまざまな種類しゅるいがあり、どのくすり使つかわれるかは、がんの種類しゅるいによってまります。

  • ほとんどの化学療法薬かがくりょうほうやく静脈じょうみゃくからあたえられます。

  • 医師いしは、いくつかの化学療法薬かがくりょうほうやく同時どうじ使つかったり、化学療法かがくりょうほうとほかの種類しゅるいのがん治療ちりょう手術しゅじゅつ放射線療法ほうしゃせんりょうほうなど)をわせたりすることがあります。

  • 医師いし化学療法かがくりょうほう副作用ふくさようをやわらげるために、ほかのくすり使つかうことがあります。

化学療法薬かがくりょうほうやくをしばらく使つかったあとに、がん細胞さいぼうがそのくすり耐性たいせいをもってしまうことがあります。その化学療法薬かがくりょうほうやくではがん細胞さいぼうななくなります。これがこった場合ばあい医師いしはちがうくすりためすことがあります。

化学療法かがくりょうほうのよくある副作用ふくさようにはどのようなものがありますか?

化学療法かがくりょうほうには不快ふかいで、場合ばあいによっては危険きけん副作用ふくさようきるという評判ひょうばんがあります。あたらしい化学療法薬かがくりょうほうやくはたいてい、ふる化学療法薬かがくりょうほうやくよりもつらい症状しょうじょうこすことがすくなくなっています。また現在げんざいでは、一部いちぶ副作用ふくさようについて以前いぜんよりもすぐれた治療法ちりょうほうがあります。

おもな副作用ふくさようとしてつぎのものがあります:

  • 嘔吐おうと

  • いつもよりおなかがかない

  • 体重たいじゅう

  • からだちからはいらず、つかれをかんじる

  • 下痢げり便べん何度なんどたり、ゆるい便べんみずっぽい便べんたりする)

  • がぬける

  • くちまたははなのただれ

化学療法かがくりょうほうは、骨髄こつずいなか血液けつえきをつくる健康けんこう細胞さいぼう影響えいきょうあたえることがよくあります。これにより血液けつえき細胞数さいぼうすうすくなくなり、それによってつぎのことがこる可能性かのうせいがあります:

  • 貧血ひんけつ赤血球せっけっきゅうすくなくなった場合ばあい

  • 深刻しんこく感染症かんせんしょう白血球数はっけっきゅうすうすくなくなった場合ばあい

  • 出血しゅっけつ血小板数けっしょうばんすうすくなくなった場合ばあい

貧血ひんけつつぎ症状しょうじょうこすことがあります:

  • ちからはいらない

  • めまい

  • 呼吸こきゅうくるしくなったり、むねいたくなったりする

白血球数はっけっきゅうすうすくないことによる感染症かんせんしょうつぎ症状しょうじょうこすことがあります:

  • 発熱はつねつ

血小板数けっしょうばんすうすくない状態じょうたいは、つぎ症状しょうじょうこすことがあります:

  • あざができやすい

  • はなぐき、直腸ちょくちょうからの出血しゅっけつ

また、化学療法かがくりょうほうつぎのように、骨髄こつずい以外いがいにほかの臓器ぞうきにも影響えいきょうあたえたり、ほかの医学的いがくてき問題もんだいこしたりすることもあります:

  • はい心臓しんぞう、または肝臓かんぞうへの損傷そんしょう

  • 不妊症ふにんしょう(なかなか妊娠にんしんできない)

  • 白血病はっけつびょうなどのべつのがんにかかりやすくなることがある

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