ガングリオン

ガングリオン嚢胞

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DR P.MARAZZI/SCIENCE PHOTO LIBRARY

ガングリオン（ガングリオン嚢胞のうほうともいいます）とは、手てや手首てくびにできるこぶのことです。ガングリオンはふつう、関節かんせつの上うえにできます。ガングリオンはゼリーのような液体えきたいで満みたされており、がんではありません。

医師いしにもガングリオンができる原因げんいんがよく分わかっていません。過去かこのけがとつながりがあるかもしれません。指ゆびの背中せなか側がわにできるガングリオンは、指ゆびの関節かんせつに起おこる関節かんせつ炎えんとつながりがあることがあります。

ガングリオンの唯一ゆいいつの症状しょうじょうは、手首てくびまたは手てにできるこぶです。そのこぶは：

• 硬かたくて、表面ひょうめんがなめらかで、円形えんけいまたは楕円形だえんけいをしています。

• ゼリーのようなねばり気けのある透明とうめいな液体えきたいで満みたされています。

• ふつう痛いたみはありませんが、軽かるい不快感ふかいかんがすることもあります。

ガングリオンは：

• 大おおきさが変かわることがあります。

• 長ながい時間じかんをかけてゆっくりできることもあれば、突然とつぜん現あらわれることもあります。

• 治療ちりょうしなくても消きえて、再ふたたび現あらわれることがあります。

医師いしはあなたの手てを診察しんさつすれば、ガングリオンかどうかが分わかります。

ほとんどのガングリオンは、治療ちりょうしなくても、自然しぜんに消きえます。

もしガングリオンに痛いたみがあり、大おおきくなり続つづける場合ばあいは、医師いしは針はりでガングリオンの中なかにある液体えきたいをぬくことがあります（吸引きゅういんといいます）。医師いしは、痛いたみを軽かるくするために、薬くすり（コルチコステロイド懸濁液けんだくえきという）をガングリオンに注射ちゅうしゃすることがあります。

医師いしは手術しゅじゅつでガングリオンを取とり除のぞく必要ひつようがあることもあります。場合ばあいによっては、取とり除のぞいた後あとにガングリオンがまた現あらわれることもあります。

ガングリオンは本ほんなどの硬かたい物ものでたたくことでなくすことができると信しんじている人ひともいます。手てにけがをすることがあるため、あなたはそのようなことをすべきではありません。