がんは、細胞が体の中で際限なく増え続けていく病気です。細胞とは、体を作り上げている小さな部品のようなものです。細胞は、それぞれ決まった役割をはたしています。臓器は、それぞれちがう種類の細胞でできています。ほぼすべての種類の細胞が、がんになる可能性があります。
陰茎がんとはどのような病気ですか?
陰茎がんは、陰茎にできる皮膚がんです。
陰茎がんは、めずらしい病気で、その多くは、包皮切除術を受けていない(まだ包皮がある)男性に起こります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すると、陰茎がんになりやすくなります。
陰茎がんはふつう、陰茎の先(亀頭)や包皮の下にできます。
陰茎がんはふつうは手術をして治療しますが、かなり小さながんはレーザーやクリームで治療することがあります。
陰茎がんの原因は何ですか?
陰茎がんにはどのような症状がありますか?
次のような症状があります:
最初は、小さな赤い斑点が1つできる
治らないただれ
さわると硬い部分がある
いぼのようなできもの
陰茎がんが進行すると、大きなただれやできものが現れることがあります。
がんが広がっている場合は、あしの付け根に硬いしこりが現れることがあります。
医師はどのようにして、私が陰茎がんかどうかを判断しますか?
医師は陰茎がんをどのように治療しますか?
ほとんどの陰茎がんは、最初に見つかったときには小さく、広がっていません。そのような小さながんの場合は、医師は次のことをします:
特別なクリームをぬる
手術かレーザーで、がんとその周りの組織の一部を取り除く
大きながんの場合は、医師は手術でがんを取り除きます。医師は陰茎をできるだけ残すようにします。しかし、大きくて進行が速いがんほど、大きな手術が必要です。
陰茎がんの治療を受けた後に、排尿や性交はできますか?
それは、がんが陰茎のどこにあって、どれくらい進行しているかによって変わってきます。先の方にある早期の小さながんなら、ふつうは陰茎の残っている部分を使って、排尿や性交をすることができます。
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