巨人症と先端巨大症とはどのような病気ですか?
巨人症と先端巨大症は異常な成長のパターンで、成長ホルモンが多すぎることで引き起こされます。
子どもでは、成長ホルモンが多すぎると 巨人症(巨人のように大きいことを意味します)を引き起こします。
大人では、成長ホルモンが多すぎると 先端巨大症を引き起こします。
巨人症では、子どもはとても背が高くなります。
先端巨大症では、大人は背が高くはなりませんが(骨の成長板が閉じているため)、骨と頭蓋骨の形が変わります。
そのほかの症状としては、力が入らなくなったり、視力に問題が起きたり、心不全につながるような心臓の問題が起こったりします。
医師は巨人症と先端巨大症を、手術や成長ホルモンの濃度を低下させることで治療します。
巨人症および先端巨大症の原因は何ですか?
巨人症にはどのような症状がありますか?
巨人症は子どもの病気です。次のような症状があります:
長管骨が余分に成長して、腕や脚がとても長くなる
背がとても高くなる
思春期がふつうよりも遅く始まる
場合によって、性器の発育に問題が起きる
BETTINA CIRONE/SCIENCE PHOTO LIBRARY
先端巨大症にはどのような症状がありますか?
先端巨大症はふつう、30~50才に始まる病気です。大人の骨は子どもの骨とはちがって、さらに長く伸びることはできません。その代わりに、骨の形が変って変形します。次のような症状があります:
顔つきが粗になって厚くなる
手足が肥大する
もっとサイズの大きな指輪や手袋、帽子、靴が必要になる
胸が分厚くなって、たるの形のようになる
関節が痛む
場合によって、腕や脚に力が入らなくなる
女性では、月経が不規則になる
男性では、勃起障害になる
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巨人症や先端巨大症になると、どのような問題が起こりますか?
医師はどのようにして巨人症や先端巨大症かどうかを判断しますか?
医師は巨人症および先端巨大症をどのように治療しますか?
医師は次の方法を組み合わせて巨人症と先端巨大症を治療します:
下垂体の腫瘍を取り除くための手術
放射線療法
成長ホルモンがつくられないようにする薬
下垂体に対して手術や放射線療法を行った後は、下垂体がつくるホルモンの代わりにホルモンのサプリメントを飲む必要がある場合があります。