パーソナリティとは、考え、理解、反応、人との関わりについての、その人独自のやり方のことです。
パーソナリティ症は、単にパーソナリティがふつうではないということではありません。これは、パーソナリティ特性によって、生活に大きな問題が起こったり、ほかの人とふつうに関わることができなくなったりするものです。
猜疑性パーソナリティ症とはどのような病気ですか?
猜疑性パーソナリティ症とは:
そのように感じる正当な理由がないときに、人を信じなかったり疑ったりするパターンです。
猜疑性パーソナリティ症の人は、次のようなことがよくあります。
ほかの人を自分に敵意をもった危険な存在とみなし、傷つけたり、だましたりする
ほかの人の言葉や行動を悪くとらえ、相手はそのつもりがないのに侮辱されたと思う
うらみを根に持ち、誠実さを求め、だれかにうらぎられたと思うと激しく反応する
人を信じないため、親しい人間関係を作るのに苦労する
おどされたと感じたらすぐに相手を攻撃する
猜疑性パーソナリティ症の人は、統合失調症、不安、心的外傷後ストレス症(PTSD)、アルコール使用症、または別のパーソナリティ症(ボーダーラインパーソナリティなど)もかかえていることがあります。
猜疑性パーソナリティ症の原因は何ですか?
医師たちは、猜疑性パーソナリティ症は、なりやすい体質が家族の中で受けつがれると考えています。子どものころの経験(虐待など)によって、猜疑性パーソナリティ症になりやすくなることがあります。
医師は猜疑性パーソナリティ症をどのように治療しますか?
医師は猜疑性パーソナリティ症を次の方法で治療します。
精神療法
ときには、抗うつ薬や抗精神病薬などの薬
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