腫瘍随伴症候群とはどのような病気ですか?
腫瘍とは、体にできる異常なできもので、がんである場合があります。「腫瘍随伴」とは、腫瘍と関係があることを意味します。腫瘍随伴症候群は、がんによって引き起こされる一連の症状のことです。それらの症状は、がんによって、体のさまざまな部分に起こります。
がんがある人でも、そのほとんどは腫瘍随伴症候群になりません。
腫瘍随伴症候群にはどのような症状がありますか?
全身の症状
熱が出る
寝ている間に汗をかく
食欲が出ない
体重が減る
皮膚の症状
かゆみ
皮膚が赤くなって、顔、首、または胸の上のほうが熱くなり、赤くなる
神経(脳、脊髄、神経)の症状
力が出ない、筋力が弱くなる
感覚がなくなる
反射が遅くなる
腕や脚など、体のさまざまな部分を思いどおりに動かせない
言葉をうまく話せない
めまい
複視(1つのものが2つに見えること)、または目の動きをコントロールできない
がんは、神経や脊髄を押していなくても、これらの症状を引き起こすことがあります。
内分泌系(ホルモン)の症状
力が入らない
体重が増える
高血圧や心臓の弁の異常
混乱
腎臓の異常
皮膚が赤くなり、熱くなる
喘鳴
下痢
そのほかの症状
筋肉が腫れて、力が出なくなったり、痛みが出たりする
関節が腫れて痛くなり、手足の指の形が変わってしまうことがある
血液の細胞(赤血球、白血球、血小板)の変化
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