神経性やせ症を認識する

神経性やせ症の人は通常、自分が問題を抱えていることを否定し、助けを求めることはせず、自分の異常な食習慣を隠そうとします。神経性やせ症になる人の多くは、几帳面で、強迫的なところがあり、知性が高く、成績や成功に対する基準を非常に高く設定します。こうした個人的な性格により、この病気を隠そうとする傾向が強まります。そのため、家族や友人も重症になるまで気づかないことがあります。

神経性やせ症は生命を脅かすこともある重篤な合併症を引き起こすため、頻繁にダイエットをしたり、過度に体重を気にしたりする人がいれば、その家族や友人は、どのようにこの病気に気づけばよいのか知る必要があります。

神経性やせ症の人には、しばしば次のような言動がみられます。

  • 非常にやせているにもかかわらず、自分は太っていると訴える

  • 自分がやせていることを認めない

  • 常に食べもののことばかり考えている

  • 食べるものの分量を量る

  • 食べものをためこんだり、隠したり、捨てたりする

  • 人のために手の込んだ料理を作る

  • 食事を抜く

  • 食事をしたふりをしたり、食べた分量を偽ったりする

  • 強迫的に運動をする

  • 大きいサイズの衣服を身につけたり、重ね着をしたりする

  • 日に何度も体重を測る

  • 自尊心の基準がどれだけやせているかである

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