セラピューティック・タッチは、エネルギー療法の一種であり、ときに按手(手をあてる)療法とも呼ばれます。セラピューティック・タッチの背後にある哲学は、施術者の治癒力(バイオフィールド)を使って患者のバイオフィールドのバランスの崩れを見つけ出し修復するというものです。通常、施術者が体に触れることはありません。その代わり施術者は、患者にかざした手をあちこちに動かします。
セラピューティック・タッチはがんの患者の不安を軽減したり、健康感を高めるために行われますが、こうした効果についての厳密な研究は行われていません。セラピューティック・タッチは、この療法を入院治療に組み込んでいる多くのホリスティックナースたちの賛同を得ています。
セラピューティック・タッチに関しては、適切な試験デザインを有する研究は限られています。セラピューティック・タッチはがん患者の痛み、吐き気、不安の軽減に役立つ可能性があります。
セラピューティック・タッチは安全とみられています。
(統合、補完、代替医療の概要も参照のこと。)
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