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舌の不快感

執筆者:Bernard J. Hennessy, DDS, Texas A&M University, College of Dentistry
レビュー/改訂 2024年 4月
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舌の不快感には、痛みや灼熱感などがあり、しばしば以下のものが原因で生じます。

  • 特定の食べもの、特に酸性のもの(例えばパイナップル)による刺激

  • 歯磨き剤に含まれる特定の成分(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)のほか、洗口液、キャンディー、ガムに含まれる特定の成分による刺激

  • 特定の薬剤

  • 鵞口瘡(がこうそう)カンジダ症)、よくみられる感染症で、真菌の異常増殖によって舌に白い膜ができる

  • 舌の損傷または舌のびらん

  • セリアック病

舌や口全体の激痛は、口腔灼熱症候群が原因で起こることがあります。

多くの場合、不快感を引き起こしている正確な原因を見つけるために、原因となりうる物質を除去していきます。感染症以外が原因の不快感は、通常は原因を取り除くことで治療します。例えば、試しに使用している歯磨き剤の銘柄を変えたり(特にラウリル硫酸ナトリウムを含まないものへの変更)、刺激性の食べものや酸性の食べもの、香辛料の効いた食べものを食べないようにしたり、とがった歯や折れた歯を歯科医師に修復してもらったりすることができます。温かい塩水で口をゆすぐと役に立つことがあります。鵞口瘡は、ナイスタチンやフルコナゾールなどの抗真菌薬で治療できます。

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