皮膚線維腫

(良性線維性組織球腫)

執筆者:Denise M. Aaron, MD, Dartmouth Geisel School of Medicine
レビュー/改訂 2022年 1月
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やさしくわかる病気事典

皮膚線維腫は、赤色から褐色の小さな隆起した腫瘍で、皮下の軟部組織にある線維芽細胞から作り出されるコラーゲンというタンパク質が蓄積することで形成されます。

    皮膚の良性腫瘍の概要も参照のこと。)

    皮膚線維腫は成人でよくみられ、通常は硬い隆起が単独で、しばしば太ももや脚に現れ、特に女性で多くみられます。通常、大きさは直径約1.3センチメートル未満です。多数の皮膚線維腫ができる人もいます。

    このような無害な隆起は特定の遺伝子により生じます。

    皮膚線維腫は無害で、通常は症状もほとんどなく、ときに痛みやかゆみを伴う程度です。

    病変がわずらわしくなるか、大きくなったとき以外は、皮膚線維腫は治療を行わないのが通常です。必要であれば外科的に切除することができます。

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