ヘルペスウイルス感染症かんせんしょうの大おおまかな説明せつめい

ヘルペスウイルスは、いくつかの異ことなる感染症かんせんしょうを引ひき起おこすウイルスのグループです。ほとんどの人ひとが「ヘルペス」と呼よんでいる病気びょうきは、単純たんじゅんヘルペスといわれるもので、ヘルペスウイルスの1つにすぎません。

ヘルペスウイルスに感染かんせんすると、ウイルスは一生いっしょうの間あいだ、体からだの中なかにとどまります。つまり、場合ばあいによってはウイルスがまた活発かっぱつになる可能性かのうせいがあるということです。ウイルスがまた活発かっぱつになった場合ばあい、症状しょうじょうは出でることもあれば、出でないこともあります。

多おおくの種類しゅるいのヘルペスウイルスが、感染かんせんを引ひき起おこす可能性かのうせいがあります。特定とくていの種類しゅるいのヘルペスウイルスが引ひき起おこす感染症かんせんしょうは次つぎのとおりです：

• 口唇こうしんヘルペスと性器せいきヘルペス

• 水痘すいとう

• 帯状疱疹たいじょうほうしん

• 伝染性単核球症でんせんせいたんかくきゅうしょう

• サイトメガロウイルス（CMV）感染症かんせんしょう

• 突発性発疹とっぱつせいほっしん

• カポジ肉腫にくしゅ

治療法ちりょうほうは、どの種類しゅるいの感染症かんせんしょうにかかっているかによって異ことなります。たとえば、CMVやその他たいくつかのヘルペスウイルス感染症かんせんしょうでは、医師いしは抗こうウイルス薬やくを使つかうことがあります。水痘すいとうでは、医師いしはふつう、症状しょうじょうを治療ちりょうします。

ワクチンで水痘すいとうと帯状疱疹たいじょうほうしんは予防よぼうできます。その他たの種類しゅるいのヘルペスウイルス感染症かんせんしょうに対たいするワクチンはありません。