食道しょくどう

レビュー/改訂 2021年 5月
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消化器系しょうかきけいは、べたものを、からだのエネルギーげんである栄養素えいようそになるまでバラバラにします。

消化管しょうかかんは、んだべものがとおっていくくだで、べものはそのかん消化しょうかされ、最後さいごには、いらないものだけが便べんとしてていきます。

食道しょくどうとはどのような臓器ぞうきですか?

食道しょくどう消化管しょうかかん一部いちぶです。食道しょくどうは、のどとをつないでいる「べもののとおりみち」です。べたものやんだものは、重力じゅうりょくによって食道しょくどうをすべりちるわけではありません。食道しょくどう筋肉きんにくでできていて、それらの筋肉きんにくべたものやんだものをげているのです。

それとはべつに、っかのかたちをした筋肉きんにくが、食道しょくどううえはししたはしにあります。これらの筋肉きんにく食道括約筋しょくどうかつやくきんともいわれていて、ふだんはこれが食道しょくどうをふさいでいて、なかのものが食道しょくどうやのどにもどっていかないようにしています。

食道の働き

飲み込んだ食べものは、口からのど(咽頭とも呼ばれます)に移動します(1)。すると上部食道括約筋が開いて(2)、食べものが食道に入れるようになり、食道ではぜん動と呼ばれる波のような筋肉の収縮が起きて、それにより食べものが下の方に送られます(3)。その後、食べものは横隔膜(4)と下部食道括約筋(5)を越えて、胃の中に入ります。

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