非オピオイド鎮痛薬

クラス

薬剤

通常の用量範囲*

インドール系

ジクロフェナク

50~100mg,続いて50mg,8時間毎

または75mg,12時間毎,静注または筋注

エトドラク

200~400mg,6~8時間毎

インドメタシン

25~50mg,6~8時間毎

スリンダク

150~200mg,12時間毎

トルメチン

200~400mg,6~8時間毎

ナフチルアルカノン系

ナブメトン

1000~2000mg,24時間毎

オキシカム系

ピロキシカム

20~40mg,24時間毎

パラアミノフェノール誘導体

アセトアミノフェン

650~1000mg,6~8時間毎

プロピオン酸系

フェノプロフェン

200~600mg,6時間毎

フルルビプロフェン

50~200mg,12時間毎

イブプロフェン†

400mg,4時間毎~800mg,8時間毎(最大:3200mg/日†)

ケトプロフェン

25~50mg,6~8時間毎

ナプロキセン

250~500mg,12時間毎

ナプロキセンナトリウム

275~550mg,12時間毎

オキサプロジン

600~1200mg,24時間毎

サリチル酸系

アスピリン

650~1000mg,4~6時間毎

トリサリチル酸コリンマグネシウム

870mg,12時間毎

ジフルニサル

250~500mg,8~12時間毎

サザピリン

750~2000mg,12時間毎

フェナム酸系

メクロフェナム酸(meclofenamate)

50~100mg,6~8時間毎

メフェナム酸

250mg,6時間毎

ピラゾール系

フェニルブタゾン

100mg,6~8時間毎,最長7日間

ピロロピロール誘導体

ケトロラク

15~30mg,静注もしくは筋注,6時間毎,または20mgの経口投与に続いて10mg,経口,4~6時間毎,最長5日間(4~6回毎にクレアチニン値を評価する,特に高齢患者または腎不全のリスクがある患者[例,術後患者])

選択的COX-2阻害薬

セレコキシブ

100~200mg,12時間毎

* 投与経路は,注射剤での投与と経口投与が可能なイブプロフェン,ケトロラク,ジクロフェナク,およびアセトアミノフェンを除き,いずれも経口投与である。ジクロフェナクには外用薬もある。

† イブプロフェンは,2400mg以下の用量で心血管リスクを低下させるため,心血管系危険因子のある患者に推奨される。

COX = シクロオキシゲナーゼ。

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