患者の年齢で分類した細菌性髄膜炎の原因菌

年齢層

細菌

新生児および幼若乳児

B群レンサ球菌,特にStreptococcus agalactiae

大腸菌(Escherichia coli

Listeria monocytogenes

月齢の高い乳児,小児,および若年成人

髄膜炎菌(Neisseria meningitidis

肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae

黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)*

インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)(先進国ではまれであるが,インフルエンザ菌[ H. influenzae]b型ワクチンが広く使用されていない国々では依然としてみられる)

中年成人

肺炎球菌(S. pneumoniae

黄色ブドウ球菌(S. aureus)*

髄膜炎菌(N. meningitidis)(この年齢層では頻度が低い)

高齢者

肺炎球菌(S. pneumoniae

黄色ブドウ球菌(S. aureus)*

L. monocytogenes

グラム陰性細菌

* 黄色ブドウ球菌(S. aureus)は,全ての年齢層で重度の髄膜炎を引き起こすことがある。穿通性頭部外傷後に発生する髄膜炎の最も一般的な原因である。

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