平均的リスク*の無症状者に対するスクリーニング手順に関するAmerican Cancer Society（ACS），US Preventive Services Task Force（USPSTF），およびAmerican College of Physicians（ACP）の推奨†
がんの種類 | 手順 | 頻度 |
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乳癌 | マンモグラフィー | ACS：以下の年齢で推奨：
USPSTF：50～74歳の女性で2年毎 ACP：以下の年齢で推奨：
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子宮頸癌 | パパニコロウ（Pap）検査および/またはヒトパピローマウイルス（HPV）検査 | ACS：以下の年齢で推奨：
USPSTF：以下の年齢で推奨：
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前立腺癌 | PSA（前立腺特異抗原）の血液検査 | ACS：スクリーニングの便益は不明確であるため，前立腺癌スクリーニングを50歳（アフリカ系アメリカ人または65歳までに前立腺癌に罹患した父親もしくは兄がいる男性では45歳）で開始した場合の潜在的な害と便益について，患者と話し合うべきである。 USPSTF：前立腺癌スクリーニングを55歳で開始した場合の潜在的な害と便益について，患者と話し合うべきであるが，70歳以降ではスクリーニングを行わないことを推奨している。 |
大腸癌 | 便検査：便免疫化学検査（FIT），高感度のグアヤック法による便潜血検査（gFOBT），または複数遺伝子を標的とする便DNA検査 または 大腸内視鏡検査 または S状結腸内視鏡検査（単独または定期的なFITと併用） または CTコロノグラフィー | ACS：スクリーニング対象年齢：45歳から開始し，75歳まで継続する；76～85歳で推奨を個別化する（例，全般的な健康状態，期待余命，および患者の希望に基づく） ACS：スクリーニング検査：
USPSTF：スクリーニング対象年齢：45～75歳；76～85歳では個別化する。 USPSTF：スクリーニング検査：ACSと同じ，さらに，10年毎のS状結腸内視鏡検査と毎年のFIT ACP：年齢：50～75歳で推奨；75歳以降または期待余命が10年未満の患者には推奨しない ACP：スクリーニング検査：
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* 特定のがんのリスクが高い患者は，別のスケジュールに従ったスクリーニングの受診が必要になる場合がある。例えば，ACSは，30 pack-yearの喫煙歴があるなど肺癌リスクが高い55～74歳の患者，過去15年以内に喫煙していた患者，およびその他の点では健康な患者に対して，低線量CTによる定期的なスクリーニングを実施することを推奨している。USPSTFは同様のスクリーニングを80歳まで推奨している。 | ||
† 甲状腺，口腔，皮膚，リンパ節，精巣，および卵巣にがんがないか調べる診察も，ルーチンの診療として行うべきである。 | ||
Modified from the recommendations of the United States Preventative Services Task Force (USPSTF), the American Cancer Society (ACS), the American College of Physicians (ACP) recommendations for breast cancer and colon cancer screening. | ||