小児におけるジゴキシンの経口用量*

年齢

飽和量†(μg/kg)

維持量‡

早期産の新生児

20

2.5μg/kg,1日2回

正期産の新生児

30

4~5μg/kg,1日2回

生後1カ月~2歳

30~50

5~6μg/kg,1日2回

2~5歳

30~40

4~5μg/kg,1日2回

6~10歳

20~35

2.5~4μg/kg,1日2回

10歳以上または体重30kg以上§

10~15

0.125mg,1日2回または0.25mg,1日1回

* いずれの用量も腎機能正常の小児に対する理想体重に基づく値である。静注用量は経口用量の75%である。

† 飽和量は現在ではあまり使用されていない。不整脈または急性心不全の治療に使用されることが最も多い。飽和量を通常は24時間かけて投与するが,最初に1/2量を投与し,8~12時間の間隔を挟みながら1/4量を2回投与する;心電図モニタリングが必要である。

‡ 初回維持量は飽和量の25%とし,2回に分けて投与する。臨床的な反応および薬剤の血中濃度に応じて用量を調節する。

§ 成人の飽和量である1~1.5mgを超えないこと。

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