変力性および血管作動性のカテコラミン

薬剤

用法・用量

血行動態に及ぼす作用

ドブタミン

5%ブドウ糖溶液250mL中に250mgを溶解し,2.5~10μg/kg/分で持続静注

βアドレナリン作用:変力作用*

ドパミン

5%ブドウ糖溶液500mL中に400mgを溶解し,0.3mL~1.25mL(250~1000μg)/分で持続静注

低用量では2~10μg/kg/分

高用量では20μg/kg/分

αアドレナリン作用:血管収縮†

βアドレナリン作用:変力作用,変時作用,血管拡張†

非アドレナリン作用:腎臓および内臓の血管拡張

ノルアドレナリン

5%ブドウ糖溶液(D/W)250mLまたは500mL中に4mg溶解し,8~12μg/分で持続静注を開始し,その後2~4μg/分で維持するが,投与速度には大きな幅がある

αアドレナリン作用:血管収縮

βアドレナリン作用:変力作用,変時作用

*変時作用,不整脈を起こす作用,および血管への直接作用は,低用量では最小である。

†作用は投与量および基礎にある病態生理に左右される。

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