全身性エリテマトーデスに対するシクロホスファミド静注プロトコル

合併症

レジメン[a]

ループス腎炎[b]

ループス腎炎に対する導入療法:500mgを0週,2週,4週,6週,8週,10週に投与[c]

臓器機能または生命を脅かす疾患

0.75~1g/m2 BSA/月を6カ月間[d,e]

[a] シクロホスファミドをコルチコステロイド(例,メチルプレドニゾロン1g,静注,毎日,3日間に続いてプレドニゾン40~60mg,経口,1日1回)およびメスナとともに投与する。メスナはシクロホスファミドと同量で投与する。メスナは,シクロホスファミドの代謝物で膀胱を刺激するアクロレインに結合する。

[b] ループス腎炎の分類の表も参照のこと。

[c] Euro-Lupusレジメン。

[d] この期間の後はシクロホスファミドを使用すべきではない。

[e] 米国国立衛生研究所(National Institutes of Health)レジメン。

BSA = 体表面積。

Adapted from Fanouriakis A, Kostopoulou M, Alunno A, et al: 2019 update of the EULAR recommendations for the management of systemic lupus erythematosus.Ann Rheum Dis 78(6):736–745, 2019.doi: 10.1136/annrheumdis-2019-215089