ルーチンに行う出生前評価の要素

種類

初回の健診

フォローアップ健診

身体診察

身長測定

体重および血圧測定

X

甲状腺,心臓,肺,乳房,腹部,四肢,および眼底の診察

浮腫に関する足首の診察

X

完全な内診

骨盤の大きさを決定するための診察

大きさおよび胎位を決定するための子宮の診察a

X

胎児心音の評価[a]

X

血液検査[b]

血算[c]

血液型判定およびRh(D)抗体値[d]

B型肝炎の血清学的検査

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)

風疹および水痘免疫[e]

梅毒に対する血清学的検査

頸管検査

淋菌感染症およびクラミジア感染症に対する頸管培養[f]

頸部のパパニコロウ(Pap)検査

尿検査

尿培養

尿タンパクおよび尿糖の定量

X

その他の検査

結核スクリーニング(リスクがある場合)

第1トリメスターの異数性(数的な染色体異常)に対するスクリーニングを含む,遺伝学的スクリーニング

骨盤内超音波検査[g]

[a]成分は,診察時の妊娠段階により検出できないことがある。

[b]糖尿病スクリーニングは1度だけ行う―ルーチンでは24~28週に行うが,リスクのある女性はより早期に行う。

[c]ヘマトクリットは第3トリメスターで再度測定する。

[d]Rh陰性の妊婦では,Rh(D)抗体価を26~28週時に再度測定する。

[e]女性が過去にワクチン接種を受けた場合または感染既往の記録がある場合を除いて,免疫獲得を確認するために,風疹および水痘抗体価を測定する。

[f]リスクが高い女性では,淋菌感染症およびクラミジア感染症に対する頸管培養を36週時に再度行う。

[g]理想的には,骨盤内超音波検査は第2トリメスター,16~20週に行う;全ての医師がルーチンに行うわけではない。

X = フォローアップ外来で繰り返す。

関連するトピック