バーター症候群とギッテルマン症候群の相違点

特徴

バーター症候群

ギッテルマン症候群

腎臓の異常部位

ヘンレ係蹄の上行脚(ループ利尿薬の作用と類似する)

遠位尿細管(サイアザイド系薬剤の作用と類似する)

尿中カルシウム排泄量

正常または上昇,一般的に腎石灰化症を伴う

低下

血清マグネシウム値

正常または低下

低下,ときに大幅に

腎臓でのプロスタグランジンE2産生量

増加

正常

通常の発症年齢

出生前から小児期早期まで,しばしば知的障害および成長障害を伴う

小児期後期から成人期まで

神経筋症状(例,筋攣縮,筋力低下)

まれまたは軽度

よくみられる