関節リウマチ患者における環軸関節亜脱臼および軸椎下亜脱臼を示した頸椎の単純X線像。頸部伸展位(左)および屈曲位(右)で頸椎の側面像が撮影されている。屈曲位では,C1の前弓がC2の歯突起(黒矢印の後方)よりもはるか前方に位置し,前方への亜脱臼を示す。この所見は伸展位では明らかではなく(黒矢印),環軸椎亜脱臼が動的であることが示唆される。軸椎下亜脱臼(白矢頭)も伸展位のC2-C3およびC3-C4ならびに屈曲位のC3-C4およびC4-C5にみられる。
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