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Tornwaldt嚢胞は上咽頭正中線におけるまれな嚢胞であり,感染症を生じることがある。
Tornwaldt嚢胞は胎生期の脊索遺残組織であり,上咽頭収縮筋の表層にあり,上咽頭粘膜に覆われている。感染を生じ,不快な味および悪臭を伴った持続性排膿,耳管閉塞,ならびに咽頭痛が生じることがある。
膿状の滲出物が嚢胞の開口部にみられることがある。
診断は鼻咽頭鏡検査の所見に基づき,診断に疑いがある場合にはCTまたはMRIにより補完する。
治療は開窓術または切除から成る。
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