食物アレルギー

執筆者:James Fernandez, MD, PhD, Cleveland Clinic Lerner College of Medicine at Case Western Reserve University
Reviewed ByBrian F. Mandell, MD, PhD, Cleveland Clinic Lerner College of Medicine at Case Western Reserve University
レビュー/改訂 2024年 8月 | 修正済み 2024年 9月
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食物アレルギーは,食物成分,通常はタンパク質に対する過剰な免疫応答である。臨床像には大きな幅があり,アトピー性皮膚炎,消化管または呼吸器症状,アナフィラキシーなどがみられる。診断は病歴に加え,ときにアレルゲン特異的血清IgE検査,皮膚テスト,および/またはアレルゲン除去食による。治療は反応を誘発する食品の除去およびときに経口クロモグリク酸による。

アレルギー疾患およびアトピー性疾患の概要も参照のこと。)

食物アレルギーは,食物に対する非免疫性の反応(例,乳糖不耐症過敏性腸症候群,感染性胃腸炎)および添加物(例,グルタミン酸モノナトリウム,メタビスルファイト,タートラジン)または食品の混入物(例,ラテックス製手袋を着用した従業員が扱った食品中のラテックス粉末)に対する反応と区別すべきである。真の食物アレルギーの有病率は1%未満から3%までであり,地理的要因および確認方法によって異なる;患者は不耐性をアレルギーと混同する傾向がある(1)。

総論の参考文献

  1. 1.Warren CM, Sehgal S, Sicherer SH, Gupta RS.Epidemiology and the Growing Epidemic of Food Allergy in Children and Adults Across the Globe. Curr Allergy Asthma Rep 24(3):95-106, 2024.doi:10.1007/s11882-023-01120-y

食物アレルギーの病因

ほぼ全ての食物または食品添加物はアレルギー反応を引き起こす可能性があるが,最も多い誘発物質には以下のものがある:

  • 乳幼児:牛乳,大豆,鶏卵,ピーナッツ,および小麦

  • より年長の小児および成人:ナッツ類および魚介類

食物アレルゲンと食物以外のアレルゲンとの交差反応があり,経口以外の経路で感作が起こることもある。例えば,口腔アレルギー(典型的には,果物および野菜を食べたときの口腔のそう痒,紅斑,および浮腫)の患者は,食物抗原と抗原的に類似した花粉に曝露することで感作されている場合がある。ピーナッツアレルギーの小児は,発疹の治療に使用されたピーナッツ油を含有する外用クリームによって感作されている可能性がある。ラテックスに対してアレルギー性の患者の多くは,バナナ,キウイ,アボカド,またはそれらの組合せに対してもアレルギー性である。

食物アレルギーは,親が食物アレルギー,アレルギー性鼻炎,またはアレルギー性喘息を有する小児でより多くみられる。

一般に,食物アレルギーは,IgE,T細胞,またはその両方が介在する:

  • IgE介在性アレルギー(例,蕁麻疹喘息アナフィラキシー)は急性発症型で,通常は乳児期に出現し,アトピーの濃厚な家族歴がある場合に最も多く発生する。

  • T細胞介在性アレルギー(例,食物性タンパク胃腸炎,セリアック病)は緩徐発症型で,慢性である;乳児および小児で最も多くみられる。

  • IgEおよびT細胞の両方が介在するアレルギー(例,アトピー性皮膚炎,好酸球性胃腸症)は発症が遅れたり,慢性となったりする傾向がある。

口腔アレルギー症候群(花粉・食物アレルギー症候群)

口腔アレルギー症候群(花粉・食物アレルギー症候群)は,花粉および交差反応する食物(しばしば生の果物,野菜およびナッツ類)に含まれるタンパク質によって引き起こされる。患者が特定の花粉タンパクに対してアレルギーであると,免疫系は食物中の同様のタンパク質に反応し,アレルギー反応を引き起こす。食物が加熱調理されていれば食物タンパク質が変性し,交差反応するタンパク質の構造が変化するため,通常,患者は耐えられる。

以下の花粉と食物がよく関連づけられている:

  • カバノキの花粉:リンゴ,アーモンド,ニンジン,セロリ,チェリー,ヘーゼルナッツ,キウイ,モモ,洋ナシ,およびプラム

  • イネ科花粉:セロリ,メロン,オレンジ,モモ,およびトマト

  • ブタクサ花粉:バナナ,キュウリ,メロン,ヒマワリの種,およびズッキーニ

典型的な症状としては,原因食物を摂取したときの口腔および咽頭のそう痒などがある。アナフィラキシーは一般的ではないが,起こりうる(1)。

口腔アレルギー症候群の診断は通常,臨床的に行うが,皮膚プリックテストで確定が可能である。

口腔アレルギー症候群の治療としては,当該食物を避けること,タンパク質が変性するよう食物を完全に調理すること,アナフィラキシー反応に備えてアドレナリン充填済みの自己注射器を携行することなどがある。

好酸球性胃腸症

このまれな疾患は,血中の好酸球増多症,消化管の好酸球浸潤,およびタンパク漏出性胃腸症を伴って,疼痛,痙攣,および下痢を引き起こす;患者にはアトピー性疾患の病歴がある。

好酸球性食道炎は,好酸球性胃腸症が合併する場合もあれば,単独で発生する場合もある。好酸球性食道炎は,食道の慢性炎症を特徴とし,嚥下困難,非酸性のディスペプシア,および消化管運動障害を引き起こしたり,小児で食餌不耐症および腹痛を引き起こしたりすることがある。好酸球性食道炎によって狭窄が生じる場合がある;診断は内視鏡下生検による。

α-gal症候群

α-gal症候群とは,最近発見された赤身肉に対するアレルギーの一形態である(2)。α-galは,霊長類(ヒトを含む)を除く大半の哺乳類に存在する糖分子(ガラクトース-α-1,3-ガラクトース)である。また,α-galは魚,鳥,または爬虫類には存在しない。

少なくとも1種のダニ(ローンスターダニ)が,唾液中にα-galを有している。ヒトがこのようなダニに咬まれると(特に複数の咬傷),α-gal対して感作が起こる可能性があることがエビデンスにより示唆されている。α-galは多くの赤身肉(例,豚肉,牛肉,羊肉,鹿肉)や哺乳類由来の食品(例,乳製品,ゼラチン)に含まれているため,感作が起るとこれらの食品に対するIgE介在性アレルギー反応が生じる可能性がある。

アレルギー反応としては,そう痒を伴う発疹,消化不良,便秘,悪心,アナフィラキシー反応などが生じる。他の食物アレルギーの場合とは異なり,α-gal症候群の症状は食後3~8時間まで出現しないことが多い。

病因論に関する参考文献

  1. 1.Skypala IJ: Can patients with oral allergy syndrome be at risk of anaphylaxis?Curr Opin Allergy Clin Immunol 2020 20 (5):459–464, 2020.doi: 10.1097/ACI.0000000000000679

  2. 2.Hashizume H, Fujiyama T, Umayahara T, et al: Repeated Amblyomma testudinarium tick bites are associated with increased galactose-α-1,3-galactose carbohydrate IgE antibody levels: A retrospective cohort study in a single institution.J Am Acad Dermatol 78 (6):1135–1141.e3, 2018.doi: 10.1016/j.jaad.2017.12.028 Epub 2017 Dec 19.

食物アレルギーの症状と徴候

食物アレルギーの症状と徴候は,アレルゲン,機序,および患者の年齢によって様々である。

乳児で最も多くみられる症状は,アトピー性皮膚炎単独または消化管症状(例,悪心,嘔吐,下痢)の合併である。小児は通常,これらの症状から脱して,次第に吸入アレルゲンに反応するようになり,喘息および鼻炎の症状がみられる;この進行過程はアトピーマーチと呼ばれる。10歳までは,たとえ皮膚テストが依然として陽性であっても,アレルギーの原因となる食物を摂取後に呼吸器症状を呈することはまれである。アトピー性皮膚炎が持続したり,年長の小児または成人で発現したりした場合,たとえ皮膚炎が広範にみられるアトピー患者で血清IgE濃度が皮膚炎のないアトピー患者よりもはるかに高かったとしても,アトピー性皮膚炎の活動性はIgE介在性アレルギーとほとんど無関係でありT細胞介在性の反応が主にみられると考えられる。

比較的年長の小児および成人で食物アレルギーが持続する場合,その反応はより重度な傾向がある(例,強烈な蕁麻疹,血管性浮腫,アナフィラキシーさえもみられる)。少数の患者で,食後すぐに運動した場合に限り,食物(特に小麦およびエビ)がアナフィラキシーを誘発する;機序は不明である。食物は非特異的症状(例,ふらつき,失神)を誘発することもある。ときに,食物アレルギーにより,口唇炎,アフタ性潰瘍,幽門痙攣,痙攣性便秘,肛門そう痒症,および肛門周囲の湿疹がみられる。

T細胞介在性反応は消化管を侵す傾向があり,亜急性または慢性の腹痛,悪心,痙攣,および下痢などの症状を引き起こす。

パール&ピットフォール

  • 患者に原因不明の亜急性または慢性の腹痛,悪心,嘔吐,痙攣,または下痢が認められた場合,食物アレルギーを考慮する。

食物アレルギーの診断

  • アレルゲン特異的血清IgE検査

  • 皮膚テスト

  • アレルゲン除去食を試みる(単独,または皮膚テストもしくはアレルゲン特異的血清IgE検査の後で)

重度の食物アレルギーは通常,成人で明瞭である。食物アレルギーが明瞭に認められない場合または小児(最もよくみられる年齢群)で発生した場合,診断が難しいことがあり,本疾患を他の消化管障害と鑑別しなければならない。セリアック病の診断については,本マニュアルの別の箇所で考察されている。

IgE介在性反応の診断には,試験(例,アレルゲン特異的血清IgE検査,皮膚テスト)とアレルゲン除去食が最も有用である。疑われる食物の除去に関する判断の指針として役立てるため,患者に食事日誌をつけさせ,摂取したもの全てと生じた有害作用(特に食物の摂取に関連したタイミングについて)全てを詳細に記載させるべきである。

臨床的な反応が認められた食物に限定して試験を実施することが推奨される。複数の食物または食物群に対する広範なパネル検査の実施は,食物を必要以上に食物を除去するリスクがあるため,避けることが強く推奨される。

食物反応が疑われる場合,以下のいずれかが行われる:

いずれの場合も,検査陽性により臨床的に重要なアレルギーが確定するわけではない。いずれの検査も偽陽性または偽陰性となる可能性がある。皮膚テストは,概してアレルゲン特異的血清IgE検査より感度が高いが,偽陽性の判定が出る可能性が高い。皮膚テストでは15~20分以内に結果が得られ,アレルゲン特異的血清IgE検査よりはるかに早い。

いずれかの検査が陽性であれば,調べた食物を食事から取り除く。食物を取り除くことによって症状が軽減した場合は,その食物に再曝露させて(二重盲検試験が好ましい),症状が再発するか確認する(経口負荷試験)。(National Institute of Allergy and Infectious Diseases [NIAID] medical position statement: Guidelines for the diagnosis and management of food allergy in the United Statesも参照のこと。)

食物アレルギーと確定するための皮膚テストが利用できない場合,または結果が決定的でない場合,次の選択肢には以下の1つまたは両方が含まれる:

  • 患者の食事日誌に基づき,症状の原因であると疑われる食物を除去し,その後症状の消失を評価する。

  • 比較的アレルギーの原因となりにくい食材を使い,一般的な食物アレルゲンを除去した食事を摂る(代表的なアレルゲン除去食で許容できる食品の表を参照)

後者の食事については,指定したもの以外の食物または飲み物を摂取してはならない。無添加の食品を常に用いなければならない。市販されている加工品および食品の多くには,望ましくない食物が大量に含まれていたり(例,市販のライ麦パンは小麦粉を含む),香料または増粘剤としてわずかに含まれていたりする場合があり,望ましくない食物が含まれているか判断が難しいことがある。

患者との話し合いおよび患者の食事日誌の内容が最初のアレルゲン除去食の選択に役立ちうる。最初の食事を1週間行っても何ら改善がみられなければ,他の食事を試すべきである;ただし,T細胞介在性反応は消失するのに数週間かかることがある。症状が軽減した場合および症状が比較的軽度である場合は,新しい食品を1種類加え,24時間以上または症状が再発するまで大量に食べる。しかし,症状が特に重度である場合は,医師の監督下で被験食品を少量食べさせて,患者の反応を観察する。

食品を新たに追加した後の症状悪化または再燃は,最も有力なアレルギーのエビデンスとなる。

表&コラム
表&コラム

食物アレルギーの治療

  • 除去食

  • ときに経口クロモグリク酸

  • 好酸球性腸炎に対して,ときにコルチコステロイド

  • 脱感作のための経口または舌下免疫療法

  • モノクローナル抗体(オマリズマブ,デュピルマブ)

食物アレルギーの治療は,アレルギー反応を引き起こす食品を除去することによる。それゆえ,診断と治療は重複する。アレルゲン除去食の効果を評価する際,医師は,食物過敏症が自然に消失する可能性があることを考慮しなければならない。

重度の食物アレルギーの患者には,抗ヒスタミン薬およびアドレナリン充填済みの自己注射器を携行し,反応が開始したら抗ヒスタミン薬を服用し,重度の反応に必要であればアドレナリンを注射するよう忠告しておくべきである。抗ヒスタミン薬は,蕁麻疹および血管性浮腫を引き起こす急性反応を除き,ほとんど役立たない。

経口クロモグリク酸は食物に対するアレルギー反応を効果的に軽減するようである。

長期間のコルチコステロイド療法は,症候性の好酸球性腸炎に対して有用である。ブデソニドの経口懸濁液は,成人および11歳以上の小児患者の好酸球性食道炎の治療に効力が認められている。

好酸球性食道炎の患者には,成分栄養食または経験的な6品目除去食を用いてもよい(1, 2)。

食物に対する重度のIgE介在性アレルギー反応を予防するために,オマリズマブを使用してもよい。

脱感作のための免疫療法

ピーナッツに対する脱感作のための経口免疫療法では,脱脂済みピーナッツ(Arachis hypogaea)アレルゲン粉末を用いる;ピーナッツにアレルギーのある4~17歳の患者の治療に利用できる。経口脱感作療法では,1日量を最高300mgまで2週間毎に数カ月かけて増量する。脱感作療法は,用量漸増の手順は医療施設で行うが,各用量での摂取は自宅で行うことができる。

医療施設での用量300mgの投与に患者がうまく耐えられた後は,脱感作を維持するために患者は1日量300mgを無期限に服用しなければならない。また,依然としてピーナッツを含まない厳格な食事を維持する必要があるが,意図せず摂取したピーナッツに対する重度のアレルギー反応(アナフィラキシーを含む)のリスクが低下するという便益がある。

ほかにも様々な食物に対する経口脱感作プロトコルが検討されている(3)。

IgE介在性食物アレルギーに対する舌下免疫療法では,1日1回,グリセリン液に懸濁したアレルゲン抽出物を舌下に数滴滴下する。研究されているアレルゲンには,ピーナッツ(主に),ヘーゼルナッツ,モモ,リンゴ,牛乳などがある。第II相臨床試験の初期の結果は有望であるが,このような治療が実際に広く推奨されるようになるためには,さらなる研究が必要である(4)。

モノクローナル抗体

食物に対して重度のアナフィラキシー反応を起こした人の治療には,オマリズマブ(ヒト化遺伝子組換え抗IgEモノクローナル抗体)やその他の抗IgEモノクローナル抗体が使用されている。ピーナッツアレルギーの小児を対象とした研究では,オマリズマブを投与された小児において,ピーナッツに対する耐容性の閾値が対照より高かった(5)。

デュピルマブ(抗IL4R抗体)などの他のモノクローナル抗体を用いた治療が研究段階にある(6)。

治療に関する参考文献

  1. 1.Hirano I, Chan ES, Rank MA, et al: AGA Institute and the Joint Task Force on Allergy-Immunology Practice Parameters Clinical Guidelines for the Management of Eosinophilic Esophagitis. Gastroenterology 158(6):1776–1786, 2020.doi:10.1053/j.gastro.2020.02.038

  2. 2.Kliewer KL, Gonsalves N, Dellon ES, et al: One-food versus six-food elimination diet therapy for the treatment of eosinophilic oesophagitis: a multicentre, randomised, open-label trial. Lancet Gastroenterol Hepatol 8(5):408–421, 2023.doi:10.1016/S2468-1253(23)00012-2

  3. 3.Anderson B, Wong L, Adlou B, et al: Oral immunotherapy in children: Clinical considerations and practical management.J Asthma Allergy 14:1497–1510, 2021.doi: 10.2147/JAA.S282696 eCollection 2021

  4. 4.Schworer SA, Edwin H Kim EH: Sublingual immunotherapy for food allergy and its future directions.Immunotherapy 12 (12):921–931, 2020.doi: 10.2217/imt-2020-0123    

  5. 5.Sampson HA, Leung DY, Burks AW, et al: A phase II, randomized, double‑blind, parallel‑group, placebo‑controlled oral food challenge trial of Xolair (omalizumab) in peanut allergy.J Allergy Clin Immunol 127 (5):1309–1310.e1, 2011.doi: 10.1016/j.jaci.2011.01.051

  6. 6.Sindher SB, Hillier C, Anderson B, Long A, Chinthrajah RS: Treatment of food allergy: Oral immunotherapy, biologics, and beyond. Ann Allergy Asthma Immunol 131(1):29–36, 2023.doi:10.1016/j.anai.2023.04.02

食物アレルギーの予防

長年にわたり,食物アレルギーの回避の手段として,アレルギーを引き起こす食物(例,ピーナッツ)を乳児期早期に食べさせないことが推奨されてきた。しかしながら,ある研究(1)によると,ピーナッツを含む食物を早くから定期的に食べさせることで,ピーナッツアレルギーを発症するリスクが高い乳児(例,卵アレルギーまたは湿疹のある乳児)において,このアレルギーを予防できることが証明されている。そのため,アレルギーの懸念に基づいた乳児の食物制限から離れ,そのような食物の摂取を許容したり奨励したりする医師が増えてきている。現在のガイドラインでは,高リスクの乳児を含め,乳児の食事により多くの食物(全ての乳児に通常推奨されている食物より多くの食物)を取り入れることを遅らせないよう推奨している。このように,大部分の推奨では生後4~6カ月頃に卵およびピーナッツなどの食物を取り入れることとされている(2)。

予防に関する参考文献

  1. 1.Du Toit G, Roberts G, Sayre PH, et al: Randomized trial of peanut consumption in infants at risk for peanut allergy.N Engl J Med 372 (9):803–813, 2015.doi: 10.1056/NEJMoa1414850

  2. 2.Fleischer DM, Sicherer S, Greenhawt M, et al: Consensus communication on early peanut introduction and the prevention of peanut allergy in high-risk infants.Pediatr Dermatol 33 (1):103–106, 2016.doi: 10.1111/pde.12685   

要点

  • 食物アレルギーは,IgE(典型的には急性の全身性アレルギー反応を来す)またはT細胞(典型的には慢性の消化管症状を来す)が介在していることが多い。

  • 食物アレルギーは,食品に対する非免疫性の反応(例,乳糖不耐症,過敏性腸症候群,感染性胃腸炎)および添加物(例,グルタミン酸モノナトリウム,メタビスルファイト,タートラジン)または食品の混入物に対する反応と区別する。

  • 成人で診断が臨床的に明確でない場合,また小児を評価する場合は,皮膚テスト,アレルゲン特異的血清IgE検査,またはアレルゲン除去食を行う。

  • アレルゲン除去食では,リストに載っている食品しか食べられず,純粋な食品しか食べられない(市販されている加工食品の多くが除外される)ことについて,患者が理解していることを確認する。

  • その他の治療法としては,クロモグリク酸,脱感作のための免疫療法,モノクローナル抗体などがある。

より詳細な情報

有用となりうる英語の資料を以下に示す。ただし,本マニュアルはこの資料の内容について責任を負わないことに留意されたい。

  1. National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID): Guidelines for the diagnosis and management of food allergy in the United States.

  2. Sampson HA, Aceves S, Bock SA, et al.Food allergy: a practice parameter update-2014. J Allergy Clin Immunol 134(5):1016-25.e43, 2014.doi:10.1016/j.jaci.2014.05.013

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