未熟児無呼吸発作とは何ですか?
未熟児無呼吸発作とは、未熟児(早産児)の息が、短い間、止まることです。このような呼吸の一時的な停止は20秒以上続き、何度もくり返し起こります。
未熟児無呼吸発作はふつう、赤ちゃんの脳の、呼吸をコントロールする部分が十分に発達していない場合に起こります。
早産児の約4人に1人にみられます。
数週間から数カ月かけて、赤ちゃんの脳が発達するにつれて、この無呼吸が起こることは少なくなります。
赤ちゃんにやさしく触れることで、再び呼吸が始まるようにします。
医師はカフェインを使ったり、呼吸を助けるCPAP装置や人工呼吸器を使ったりすることがあります。
未熟児無呼吸発作の原因は何ですか?
未熟児無呼吸発作の原因には次のものがあります:
赤ちゃんの脳の、呼吸をコントロールする部分が十分に発達していない
舌の筋肉が弱かったり、首が前に曲がったりすることで、赤ちゃんののどや気道が一時的にふさがる
これらの問題は、赤ちゃんが大きくなり、脳と筋肉が発達するにつれてなくなります。
未熟児無呼吸発作にはどのような症状がありますか?
次のような症状があります:
20秒以上、赤ちゃんの呼吸が止まる
皮膚が青白くなる
医師はどのようにして、私の赤ちゃんに未熟児無呼吸発作があるかどうかを判断しますか?
呼吸が止まるのが、あなたにも医師にも分かります。また、呼吸が止まるとアラームが鳴るモニターをあなたの赤ちゃんにつけることもあります。
医師は、この無呼吸の原因が別の健康上の問題ではないことを確かめるために検査をすることがあります。検査には以下のものがあります:
血液検査
尿検査
医師は未熟児無呼吸発作をどのように治療しますか?
医師は、この無呼吸を引き起こしている問題を治療します。
赤ちゃんの呼吸が一時的に止まっているときは、再び呼吸を始められるように、赤ちゃんにやさしく触れてあげるよう医師はあなたに伝えるでしょう。
赤ちゃんの無呼吸がよく起こる場合:
赤ちゃんは、NICU(新生児集中治療室)に入院しなければならないことがあります。
医師は、呼吸を刺激するカフェインを赤ちゃんに与えることがあります。
未熟児無呼吸発作がある赤ちゃんは、ほかの赤ちゃんと同じように、うつぶせではなくあおむけに寝かせるべきです。医師は、あなたの赤ちゃんが安全にチャイルドシートに乗れるかどうか確かめます。